アレイダ・ゲバラ緊急来日講演(2011.07.23)

I have a dream ファーストプロジェクト

21世紀を生きる私たちにとって本当の豊かさとは何でしょう?
これは、豊かさの本質を見失った現代社会がもう一度再構築するための避けては通れない疑問となっています。
戦後の高度経済成長の中、多くの人が“民主主義”という言葉に、夢を抱き、その夢に手が届くのではと希望を持ちながらも、「物質的な豊かさ」のみを目的に働き続けてきたような気がします。
しかし現実を見渡してみると、誰かの…いえ、私たちの豊かさの犠牲として、世界の各地で民族の問題、環境の問題、経済の問題による人種差別や餓死、そして戦争が蔓延しています。
人間にとってだけではなく全ての生命にとって、たった一つの祖国「地球」の上で、私たちは感謝と畏れと喜びを持って、共に生きていく必然性を肌で感じているのです。
先ずは一人一人がこの問題に対して眼を開き、素直に心で感じとった答えを基盤に行動していく必要があるのではないかと思うのです。
この取り組みは、「生きる」ということに対して真のメッセージを発信し続けている過去・現在の人々の声に耳を傾け、共に学びたいという想いから始まりました。
そして、一人でも多くの人と本当の豊かさや共に生きるための様々な問題を分かち合い、乗り越えていきたいという祈りでもあります。

“「私には夢がある=I have a dream」” プロジェクト

今回、第一回目のゲストとして、1960年のキューバ革命における伝説的な英雄「チェ・ゲバラ」の娘でありキューバ親善大使の「アレイダ・ゲバラ」氏を迎えます。世界に広く知られるチェ・ゲバラ、そして娘から見た姿や彼の想いを通して、アレイダ氏が考えるこれからの開かれた世界を築く人々のあり方についてのメッセージを伝えます。
「未曾有の震災や原発の事故にによる被害で不安に立たされた日本の人々へメッセージを届けたい!」とのアレイダ氏の強い願いで実現したこの貴重な機会を是非、体験してください。

2011年7月23日  / ウィルあいち

ゲスト
アレイダ・ゲバラ

医師であり、キューバ革命を成功に導いた、エルネスト・チェ・ゲバラの娘。ゲバラは1955年7月、貧しい人を救いたいと南米を旅している最中、カストロと出会い、彼と共に1965年、28歳の若さで革命に乗り出し、キューバの独裁軍事政権を打倒、キューバを独立へと導いた。
アレイダ氏自らも医者の道に進み、南米やアフリカの貧しい子供達への医療活動を精力的に行っている。
キューバ親善大使として活動するアレイダ氏は「チェ・ゲバラの娘」としてだけでなく、アレイダ・ゲバラとして世界各国の多くの人たちを惹きつけている。
世界の医療問題を取り上げた映画、マイケル・ムーア監督の「シッコ」に出演